シンプルな構造がゆえに弾く人によって全然違う顔を見せる楽器でもありますが、そんなテレキャスターを語る上で重要なパーツであるのが「ブリッジ」
こういうやつ↓↓ですね!
画像のものはいわゆるスタンダードな3wayのブリッジになるわけですが、画像を見て頂けると1つの駒に対し弦が二本ずつ乗っているのが分かるかと思います。
ギターという楽器は構造上ブリッジ部分を前後&上下に移動させてナットから弦の長さ&高さを調整する事によりチューニングの微調整(正確には弦を押さえた時のピッチ)をしているのですが、これがズレてるとどれだけチューニングを正確にしても弦を押さえた瞬間に音痴になります笑
もちろん押さえ方の方もかなり重要になるのですが、楽器自体が狂っていると毎回押さえる時に微調整しないといけないので現実的に考えて無理があるのです(^^;)
それが3wayだと2つの弦が1つのパーツに乗っていてそれぞれが微妙に干渉し合う為、片方の高さを調整するももう一方にも影響はありますし、前後させようものなら一緒に動いてしまいます笑
厄介な事にギターは6本の弦全ての太さが違うのでブリッジもそれに合わせてそれぞれ微妙に前後させないとピッチが合わないので、二本ずつセットで動かれるとかなり困ります(^^;)
ギターというのはただでさえピッチの不確かな楽器なのに、この大雑把な作りのおかげで残念ながら完全に合わせるのは不可能なんですね笑
そこで後に登場するのがこちら↓↓
6wayブリッジです。
そう、文字通り6つの駒があるので各弦の高さ&前後の調整が独立して可能なのです。 これであれば理論上は完璧な調整が可能になります!
さて、普通なら「えっ、じゃあ最初から6wayで良いやん」となるのですが、ここがまたこの楽器の面白いところでお互いに干渉し合うブリッジが音に与える影響は想像以上に大きくあのパキッっとした独特なサウンドはやはりこれでしか出なかったりします。
まぁ、あとはその男らしくシンプルな見た目も大きいかもしれません笑
偉大なテレキャスマスター達は楽器の弱点
であるピッチの不確かな部分を弾き方で微妙に補いながら超絶フレーズを繰り出す為、実は見えない技術面でもとんでもない難易度なんですね。
そんなわけでテレキャス愛用者にはやっぱり3wayでしょ!派といやいや実用性を考えたら断然6wayでしょ!という二大派閥に分かれます笑
まぁ、僕自身本物のテレキャスというのを使っているわけではないのですが、今まではやっぱり3wayでしょ!派だったのにこんな画像見てしまったら。。
こちら大村さんのテレキャスですが、57年製のみんなが憧れるビンテージをフロントハムにしてしかもコイルタップ、6wayブリッジにしてますね笑
要するに実用性を重視しているわけで、これを見てこんなのが欲しい!とかって事ではなくあっ、それで良いんだと思えたので自分のも改造を始めましたm(_ _)m
上にも画像載せてますが、
これが
こうなります
さて肝心のサウンドの違いですが↓↓でご確認下さいm(_ _)m
出来る限り同じセッティングを意識して弦高、ピックアップの高さはどちらも同じにしてあります!
ギター
↓
BIAS FX
↓
PC
という感じで録ってますが音の変化は感じて頂けるのではないでしょうか??
まだまだ色々手は入れますが、今回の変化は個人的にはアリな感じだったので変えて良かったです^_^