ある音楽家の日常

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「カメラを止めるな!」を観てきた話

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今さらながら話題の映画「カメラを止めるな!」を観てきました^_^

いやぁ、本当に笑いましたね笑 

序盤では正直帰ろうかと思ったものの、思い留まって見てたら中盤以降の畳み掛けが凄くて結果的には何度も笑わせてもらって面白い作品でした!

 

凄く楽しい時間を過ごせたのですが。。。

 

こちらの映画、音楽でいうところのインディーズ的な作品。

もともとは限られた少ない映画館での上映予定が話題が話題を呼び全国に広がり、結果的には異例の大ヒットを記録しています。 

当たり前のように億単位のお金がかかって大規模なセット、最新の技術、名だたる俳優が登場するような映画に比べると、色々な面で劣るはず(実際映像素人の僕が見ても気になるところは多々ありました)がまさに下克上です。 

 

そういう背景も面白いし、お金をかけなくてもヒット作を作れたという実績としてもこれからなにかと話題にのぼるでしょう。

 

 それはそれで良いことで、これから映画を作ることを目指す人が増えるきっかけになるかもしれない。

今までは手を出せなかった中小企業がスポンサーに名乗りをあげるかもしれない。 

もっと映画館に行きたくなる面白い映画が溢れることになるかもしれない。

 

 

でも。

 

この作品をキッカケに世間全体が今回の作品みたいな作り方で良いじゃないという風潮になって、予算が削られ、ファーストフードのような作品の乱立になるのではないのかという危機感もあります。

 

これはこれでアリ。確かに面白かった! 

 

でも、映画館で観ないといけない作品では無かったかなと思う。

 むしろ、年末恒例の某「笑ってはいけない」のようにTVを囲んで皆んなでワイワイ見るぐらいがちょうどいい。その方が話しながら観れるから楽しめたかも?

 

映画館の価値って、あの大スクリーン、音響、そしてポップコーン(笑)

五感を使ってそこでしか感じられない感動を呼ぶ作品の世界があってこそ。

特に音楽をやるものとしては計算されつくされた効果音やその場を盛り上げる劇中のサウンドトラック、そしてエンドロールも飽きさせなあエンディングの曲。

色々な要素が重なり何度も鳥肌が立つような経験をしています。その度に映画館に来て良かったと思うのです。

そしてまた来たい!と。

もちろん期待を超えて魅せてくれる作品があるのが大前提ですが。。(^^;;

 

 

お金をかければ良いと言いたいわけではなく、やっぱり芸術というのはある程度は、お金も時間もそして色々な意味での犠牲の上に成り立つもの。

だからこそ感動するのだと思ってます。

 

今回の作品をキッカケに映画館で見なくてもスマホの画面とイヤホンで充分だったなぁと思わされるような映画が増えない事を願いますm(__)m