ある音楽家の日常

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先ずは続ける事から

昨日の話。

 

かれこれ四年ほど教室に通ってくれてる小学生の女の子のギターレッスンがあったのですが、最初の頃(6歳)は人見知り的な感じもありこちらの話もろくに聞いてくれないし(笑)練習もしてこない。。という状態。。(^^;; 

それでもお母さんからのプッシュもあり辞めずに続けてくれていました。  

 

 

そんな彼女に一体どういう心境の変化があったのか分かりませんが、ここ1年ほど明らかにギターに対する姿勢が変わったのです。

 自発的に練習するようになり、出来ない事に悔しがり、最近ではかなりしっかりした音でギターを鳴らせるようになってきました。

 

ちなみに半年位前には、家で唐突に「ギターやってて良かった」と言った事があったらしいです。。笑

 

 その子の場合お母さんもギターをやっていて数ヶ月前にお母さんが愛用していたギターを譲り受けたのも良かったのかもしれないですね。

 

 昨日のレッスンではコードをしっかり押さえてストロークして、ひいき目無しで見てもしっかり弾けている状態で本当に驚きましたm(__)m

 

  こういう事があると講師という仕事をさせてもらう中で少しぐらいは誰かの役に立てたのかなと感じます。

 

 

ギターなんて楽器は弾けなくても生活には何の支障もありません。弾けたから将来安泰になるわけでもないし、ましてや子供の場合そう遠くない未来にある受験にも役に立たないですね笑    

 

なので、特に子供の場合学業優先で塾等の予定が詰まってきて早々に辞めていく子が最近は特に多い印象です。    

音楽教室という立場上はそこで何とか継続を。。というのが必要なのでしょうが 個人的には現代の忙し過ぎる学生に対して(それが良い事かどうかは置いておいて)昔のように小さい頃から習って中高生の頃まで続けるような習い事モデルを求めるのは無理かと。。

 

そんな長いようで短い時間の中で自分に出来る事は何かなと考えた時に、やはり辞めた後でも自分でやり続けられる基礎をしっかり身に付ける手助けをする事なのかなと思ってます。 

 たった数回、数ヶ月、数年かもしれないけどそこで得た知識や技術が一生使えたらラッキーじゃないですか?    

上記の女の子もいつかはレッスンをやめる事にはなると思うので その時はそこから先の長い音楽人生を少しでも楽しめるように改めて今出来る事をしっかりと考えてレッスンに取り組みたいと思いますm(__)m