ある音楽家の日常

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オーディオインターフェースが壊れた事から考える!


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先日、長い間使ってきたオーディオインターフェースが故障しました。
ヘッドホン、ラインのアウトプットは生きているのに、録音のインプットの方がダメになるというインターフェースとして致命的な故障です^_^;
(後から調べてみるとこの機種での同じような故障は他でも発生しているらしく、特にファンタム電源を使用すると起こりやすいみたい。。)
修理も考えましたが、モノ自体がだいぶ古くメーカーのアフターケアも終了しているとの事で買い替えることにしました。


このインターフェース自体はそもそも貰い物で長い間酷使してきたので壊れたのは諦めはつくのですが、問題は故障したタイミング。。。

実は、その日は依頼頂いてたギタートラックの提出締め切りの日。
しかもあと少し録音したら終わりというタイミングでの故障でした^_^;
パソコンにさえ素材が録音出来ていたらあとは何とかなるものの、その素材が足りない状態での機材の故障となるとお手上げです>_< 
幸いにもその時には他の機材を無理矢理代用する事で何とか録音出来る事を発見し、無事に終わらせる事が出来たので良かったのですが。。


今回の一件で改めて仕事としての「サブ」の必要性を考えさせられました。 
特に今回のように「今」必要な場合某サウンドハウスの翌日配送でも間に合わないので笑   

サブに関しては日本のトップクラスのギタリスト今剛さんの機材の例が分かりやすいのですが、この方の機材紹介の記事を見てまずビックリするのがライブ、レコーディング問わず現場には通称「冷蔵庫」とも称される巨大なラックシステムの全く同じものを2台も用意しているという点です。  
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一台でも全く同じセットを揃えようとすると下手したら結構良い車を買えちゃうぐらいの値段なのですがそれが2台も^_^;     

勿論、国内トップクラスのギタリストなのでローディーがいてたりで運搬や、細かなメンテナンスは問題無いのでしょうが、もし何かあっても大丈夫なように万全の状態を整えているというその姿勢が一流と呼ばれる理由の一つなのかと思います。

ちなみに今剛さんは最近はfractalという冷蔵庫からしたら値段も大きさも10分の1ぐらいの(笑)の機材を使う事も多いようですが、一昨年に見に行ったライブでもやはりfractalが2台セッティングされてました。

今剛さんに限らず、やはり一流と呼ばれる方は技術、人柄だけでなくこういったところまでシッカリ準備されています。  
そんな人達と同列に考えるなと怒られそうですが、結局は想定するという意識があるかどうかの問題なので、今回のオーディオインターフェースの一件から今後はこんな事で困らないように自分も気をつけようと思いますm(__)m   
   
 

まぁ、こういう事もあるので端から見たら同じように見える機材も次々と購入してしまうのです。。。という言い訳にもしつつ笑