先日亡くなられた内田裕也さんのニュースでも度々取り上げられる樹木希林さん。
自分の中で樹木希林という存在を認識したのはいつだろうと考えると恐らく「写ルンです」のCMだと思う。
その時は何だか変わった雰囲気の人だなぁくらい、だけど確かに記憶に残るそんな存在だったかと。
その後、大人になって色んなドラマや映画を見るなかでも やっぱり独特の存在感を放つ樹木希林さんは必ず印象に残る存在でした。
そんな樹木さんが長い闘病生活の末去年亡くなった。
特別に注目して追いかけていたわけではないのですが、一体どんな人だったのだろうと思い「一切なりゆき」を読んでみました。
「一切なりゆき」は自伝というよりは色んなインタビューやTV出演時の会話を抜粋してまとめた本なのですが、若いうちからまるでベテラン女優のように色んなものを俯瞰で見れていたのかがわかります。
ある時期から事務所を独立し、裏方まで含めて全部自分でやっていたそう。
あれだけの大女優だから移動はタクシー、食事は高額な料亭でとかという生活をしてそうですが、そんなことは一切なく。。
帯に書かれていた「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」という自信の言葉をそのまま体現した生き方をしていた方だったのでしょう。