ある音楽家の日常

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Fender Japan STのメンテ

訳あって90年代のフェンジャパのストラトをメンテする事に。。
 
元の状態としては弦も張られておらず、いかにも押入れの奥に放置されてました状態で(笑)裏にはシールも貼ってあったり。。(^^;)
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というわけで作業開始!
先ずは掃除あるのみという事で分解出来るとこまで分解&洗浄&磨き

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金属磨き(ピカール)や、クロス、ボディ用のワックス等を駆使しひたすらに手を汚しながら頑張りました笑

ブリッジも
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ペグも
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ネック&フレットも
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内部配線も清掃し弦を張り、各部調整して完成です!

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いかがでしょうか、このピカピカ具合w 
 
肝心のサウンドはこんな感じ↓↓ 
 
シリアルから判断するに恐らくフェンダージャパンのフジゲンが制作していた時期のものかと思いますが、弾き心地も含めかなり良い印象です^_^   
正直なところちょっと返したくない気持ちもありました笑   
 
また良いやつに巡り会えたら買いたいなぁ〜!とか笑
 
 

 
 

映画「LA LA LAND」若干のネタバレ有り

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昨日は映画LALALANDを観に映画館へ!  
1ヶ月以上前から、現在上映中なんじゃないかと思うぐらいに色んなところで広告を見かけて気になり続けていたわけですが笑   やっと24日に公開されて鑑賞出来ました(^^;)      
本作は、田舎から意気揚々と出てきたもののオーディションに落ち続けて落ち込んでいた女優志望のミアと、小さなジャズバーで本来やりたかったものと違うBGM演奏を続けていたピアニスト・セバスチャンが出会うことでストーリーが始まるミュージカル映画
今作「LA LA LAND」は前作「セッション」で鬼才として世に認知されたデミアン・チャゼル監督が鬼才から天才へと評価が変化したと話題で、 アカデミー賞14部門にノミネートの世界的注目作品です!

前作セッションのどちらかと言うと暗い雰囲気から一転、鮮やかな映像や一発撮りにこだわったという大掛かりなセットを使ったシーンなど、随所にこだわりが詰まった見所沢山の作品です!  
 
本編は初っ端からこのシーンの為に3ヶ月のリハーサルをしてから臨んだというハイウェイでの大掛かりな映像から始まるわけですが、この時点でかなり期待感を煽られます^_^    
そのまま息をつく間も無くジェットコースターのように最後までストーリーが展開していき、あっという間の2時間でした!

それぞれのシーンで本物に拘ったという「歌」「ダンス」はもちろん、今回の主人公に欠かせない「ピアノ」の演奏シーンは全て本人よるものだそうで、楽器経験者が見ても違和感なく見られると思います!   ピアノだけならまだしも、歌やダンスもあってここまで仕上げてくるのは流石ですm(_ _)m  
そしてミュージカル映画で忘れてはならない音楽も素晴らしく、随所でストーリーを盛り上げていました! 
 
最後の一曲であったかもしれないもう1つの人生が表現されるシーンがあるのですが、個人的に何だか凄く響くものがありました。。 

最近は某テーマパークか?と思ってしまうぐらいに3Dだ4Dだと劇場が進化しているわけですが、今作はそういうところではなく、純粋な映画としての表現にチャレンジした作品のような気がしますm(_ _)m   
やっぱり映画はこうじゃないと!!
懐かしさくもあり新しい映画「LA LA LAND」オススメです^_^





airdrop を使った新手のイタズラ??(閲覧注意)

Bluetooth等を経由する事でアドレスを取得しなくても素早く大容量のファイルを送れるので便利なAirdropですが、今日は見知らぬ方からのイタズラに使用されました(^^;)


今日電車に乗っていて、携帯を見ていたら急に↓↓の画像がAirdrop経由で届きました。
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しかも続けて二回も笑 
(もちろん受け取りは拒否してますよ(^^;) )

調べたところAirdropは約10メートル範囲でのデータやりとり可能だそうでまぁ相手は同じ車内でしょう。

最初は向かいに座ってた女性3人組がグループ内でイタズラしてたのが間違えて僕のとこに来たのかなとおもってしばらく様子を見ましたがどうも違う感じ。

どうやら本当にしょうもないことをする馬鹿な人ががいるようです(^^;)  
(一応アカウント名は隠してますが。。)

車内を見渡して携帯をいじってたのがその3人組と別であと1人の女性だけだったので恐らくその人っぽいのですが、詰め寄っても証拠もないので無視するしかありませんm(_ _)m 
中学生ぐらいの子がやるならまだ可愛いものですが、大人。。  
もうちょっと面白いこと考えられないかな。。笑

普段Airdropはたまに使うぐらいでよくオフにし忘れるのですがまさかこんな悪用のされ方するとは思いませんでした(^^;) 
今後はこまめにオフにするよう気をつけようと思います!

皆さんも不特定多数が居合わせる場ではお気をつけ下さいm(_ _)m


コトノlive@愛媛Jeandore

先日の徳島に続き、またまたご縁あって今度は四国は愛媛へ行ってきました〜!

今回は 専門学校の後輩でもあり、現在は愛媛を中心に活動中のコトノちゃんのワンマンライブへのゲスト出演(恐れ多くも笑)です。 
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実際会うのは五年ぶりぐらいなのですが、前作のアルバムにギターで参加させてもらったことから今回の共演が実現しました! 

というわけで今回は大阪駅発のバスで向かいます
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淡路島を通り
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ファミマ改め(笑)淡路島のPAを経由
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 二度目の休憩は徳島吉野川PA
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 そして今回の目的地愛媛の新居浜駅に到着
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駅前のセブンイレブンに寄ったらこんなものが売ってました笑
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流石みかんの国ですね^_^  

もちろんこれも!
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そして今回の会場JEANDOREに到着
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物販
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リハ中
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今回の相棒ピアニストはこの方
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河村佳希君   専門学校の同期で彼とも五年ぶりぐらいの再会でした^_^ 
普段は作曲&アレンジをメインにしているのですが、コトノちゃんの曲の大半は彼のアレンジ(作曲している曲も)なので今回はピアニストとして参加してます!  

というわけで本番
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 実際に会うのが五年ぶりということで当日リハのみでしたが、そこはそれぞれ素晴らしいミュージシャンなので良い感じで出来たかと思います^_^     
ちなみに途中、本人早着替えタイムがありその間は僕と河村君の饒舌なトークでつなぎました笑

コトノちゃん1人でのステージも満員のお客さんに見守られながら堂々としたステージングでカッコよかっなぁ!
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終演後
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ちなみに楽屋ケータリングで用意して頂いてたこのどら焼き  とてつもなく美味しかったです! 
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そしてライブハウスのスタッフさんも含めて打ち上げは近くのお店にて 
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料理は鍋が中心でしたがその他の一品物も含めて全部美味しかったです!!
コトノスタッフの皆さんもライブハウスのスタッフさんも皆さんほんとうに素敵な人ばかりで終始楽しい時間でした^_^  

そのまま一泊して、翌日の仕事に向けて早朝からバスにて出発!  起きれるかちょっとドキドキでしたが、何とか無事に出発できました笑

朝の伊予西条駅前
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またうず潮ちゃんと見に言ってみたいなぁ〜
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終わり





プラダンで簡易アンプケース作成!

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先日修理から返ってきたMusicman RD50 
これからもガンガン使い倒してやろうとおもうのですが、流石に生身で運ぶわけにもいかずホームセンターで売ってるプラダンを使って簡易アンプケースを作成してみました!
 
プラダンとはプラスチック段ボールの略で↓↓
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こういうやつです!   

ホームセンターなどでかなり安価で買えてかつ強度もなかなかなので結構色々な用途で使われてます!、
ネットで調べてても同じようにアンプケースに使ってる人も多いようですね^_^ 

作り方は簡単 
先ずは普通の段ボールでアンプに合わせて下地を作ります。 
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そしてその周りを覆うサイズになるようにプラダンをカット
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ガムテープを使って組み立てて完成 笑 
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今回は衝撃を和らげる目的で隙間にプチプチを入れてみましたがこの辺りは色々と研究の余地がありそうです!

ちなみにアンプの取っ手部分に穴をあけておくと運搬にも便利ですm(_ _)m
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勿論、上から被せる形でも良いかと思います!


実際に運搬する図(笑)
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安価で(今回ので1000円かかってないです。)作れるので傷んだらまた作り直すつもりで使えますし、丁寧にやればある程度の強度も見込めるので興味のある方は是非作ってみてくださいm(_ _)m


STILL LIFE recording日記〜!

 少し前のことになりますが。。


いつも仲良くして頂いてる先輩&同期が2017年〜「STILL LIFE」というバンドをスタート。

メンバーは
gt.針生 和尊(Kazutaka Hariu)
ba.前田 洋二(Yoji Maeda)
ds.辻川 郷(Go Tsujikawa) 
というトリオ編成。
 
去年の末に偶然僕も居合わせた飲みの場で音源録ろうという話になりその場でレコーディング担当で参加決定(笑)  
 
年明け早々に某所にてレコーディングしました〜!  
 
自分の位置からの眺め
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二曲録音したのですが、僕自身も慣れない作業の為マイクセッティングなど少し時間がかかりながら、音の方向性も確認しながらで初日は仮ギターとリズム録りのみで終了〜!   
1日で全部いけるかなと思ってましたが流石にそれは無理でした(^^;)     
 
ドラムは勿論マイク録音で、ベースはライン&アンプ録音。   ベースは意外にも保険と思ってたアンプが良かったなぁ。  
インターフェイスのチャンネル数が限られていたのでドラムの全てにマイクを立てるわけにもいかずミキサーを活用して何とかまとめる方法を試行錯誤してやってみました!
やはり本格的なドラム録音には最低でも8チャンネル以上ないとですね。。(^^;)(自分のは4チャンです笑)
 
今回レコーディングの録る方をやってみて 普段はヘッドホンをつける方で参加するわけなので客観的にバンドの音に触れるというのが凄く新鮮な感覚。
その道のプロには遠く及びませんが、とにかく出来る限り良い音で録りたいという一心でやってベストは尽くしたつもりです!  まぁ、反省点は多々ありますが(^^;)   
 
 
そして2日目は僕にとっても勝手の分かるギターレコーディング。
アンプは針生さん持ち込みのBlues Junior 
 
実はアンビエント用にとマイク二本体制で臨んだのですが、結局mix時最終的に使ったのは男のSM57一本のみになりました笑 
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使用ギターは  針生さん愛用のSugi製のguitar 

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今回二曲前もってデモを聞いているわけですが、サウンドがそれぞれシャキッとしたフュージョン系と野太いブルース系のサウンドが合いそうな印象。
さて、これをBlues Junior一台でどう対応するかということですが、今回はアンプに色付け&プッシュをする為にペダルを活用してみました! 
 
先ずはフュージョン系のほうですが、僕の勝手なイメージで「クランチにしたマーシャルでギター側のボリュームを落として作ったシャキッとクリーン」というイメージでこちらでもってきていた&K labolatoryの雷神を使用。 
こちらのペダルは普通に使うとマーシャル系のサウンドで結構な歪みまで対応出来るのですが、実はゲインを限りなく下げてプリアンプ的に使うと上記のようなパワーのあるシャキッとしたクリーンも作れる優れもの。 というわけでこちらが採用になりサクサクっと録音が進みました^_^    我ながら良い音提案出来たかなと思ってます笑
ソロ部分では針生さん自前のブースターも使って少しサウンドに幅を出しました。
 
 
そしてもう一曲は。。
ストラトのフロントピックアップでレイボーン的なやつが絶対合うだろうなぁという曲(笑)
だったのですが、今回使用するのはSugi&Blues Junior  なのでこちらもペダルで味付け。
これまた僕の持ってきてたCE Pedal FET Dream を使用。
いわゆるダンブル系のやつですが、ハイエンドタイプのSugiに良い意味で野太さが加わりこちらも良い感じで録音出来ました!
 
どちらの曲もペダルの前段にはBambasic のバッファー通してます!
 
今回使用の機材達↓↓
 
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今の所フュージョン系と言っていた方だけ公開されているのですが、上記の裏話も踏まえて聞いてもらうと面白いかもしれません↓↓
 

まさにKENJI SHOCK 「大村憲司のギターが聞こえる」

以前から好きなギタリストの1人で過去の音源を色々と聴き漁っていた大村憲司さんのこんな本が出たので購入しました!
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もう亡くなられてから20年近くの歳月が流れ、過去の人というか知らない世代も増えてしまったわけですが、日本に音楽史というものがあるとすれば必ずや外すわけにはいけない存在だと思います。 

さて、肝心の内容の方は。。。
この手の本は発売日までは期待させられていざ手に入れてみると結構な割合で過去の雑誌の総集編に少しオマケが付いたぐらいでガッカリさせられることも多いのです(^^;) 

しかし、この本は違いました!!
 
過去の雑誌のインタビュー、コラムを集めていたり、機材の紹介があったり、関係者のインタビューがあったりは勿論なのですが(これだけでも僕のような後追い世代には貴重ですね)  
なかでも個人的に特に感銘を受けたのは本人がノートに書き溜めていた手記が載っていた事。 

かなりの読書家でもあったとの事でどこか詩のような文章で内容は音楽に関することから世間への風刺等20年経った今でもハッとさせられる内容ばかり。。 
それと同時に今まで他人からの言葉でしか知れなかった「大村憲司」という人となりを本人の言葉に触れる事で少し理解出来た気がします。    
音楽に関する知識、理解は想像以上に深く幅広く、本当に音楽をギターを愛していたんだなぁと。   
音楽に限らず本や映画、音楽以外の芸術もとありとあらゆる事に関してもかなりの知識があったようです。
その反面、巻頭にも綴られているように頭が良すぎた事で色々としんどかった事も。。。 
 当時でここまで先の事が見えていたならそれはしんどかっただろうなぁ。。。   
何だか色んなものが重なって読んでて泣けてきます。

しかし、亡くなって20年も経つ1人の人間がこうやって未だに皆んなから愛されて本まで発売されるというのは本当に凄い事です。 
そして僕のようなリアルタイムで知らない人間にも広がっていけば素敵な事ですよね。
 誰もが認める演奏、そして数々の逸話を残しながら(笑)も最終的には周りから愛されている人間性が成せる技なんでしょう。


今の20代だと(30代も??)知らない人が大半かも知れませんが、憲司さんを含め特にこの辺りの世代の人達(大貫妙子矢野顕子坂本龍一細野晴臣高橋幸宏山下達郎加藤和彦井上陽水村上秀一etc)はトンデモナイ強者揃い。   
今のような情報が無いながらも、常に海外に目を向け。日本を背負って海外と本気で戦おうとしていたのです。 
 特にライブ音源なんかを聴くとよくわかりますが、最初から最後までのあまりの気迫に聴いてるこちらの背筋も伸びてしまうほどですよ^^;)   
もし、僕と同世代かそれよりも若い人で知らない人がいたら先ずは聴いてみてください。現代に失われた何かに気づけるはずです。    
それ故に後々しんどくなってしまった人も多いのは事実ですが。。。

今回の本で憲司さんのひととなりを知れた事で強く感銘を受けてより憧れの存在になりましたm(_ _)m        

興味のある方は是非、オススメの本です!!